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Morbillivirus measles infection

要因

  • 病原体:麻疹ウイルス
  • 感染経路: 空気感染飛沫感染接触感染
  • 流行時期:3月〜8月、初春から初夏にかけて患者発生が多い
  • 感染対象:1〜2歳の小児がもっとも多い、ワクチンによる抗体価[10]の低下した10歳代〜20歳代前半も多い
    - wikipedia

症状

  • 潜伏期間:発症まで7 - 14日間程度かかる。 - wikipedia
  • 前駆期:風邪症状(発熱(38℃前後)倦怠感、上気道炎症状)、コプリック斑、眼脂、流涙、眼痛
  • 発疹期:高熱(39-40℃前後)、発疹(体幹や顔面から四肢の末梢にまで、発疹出現後72時間程度持続)、咳・鼻汁、下痢
  • 回復期:下熱後も咳は強く残るが徐々に改善してくる。発疹は退色後、色素沈着を残すものの、5 - 6日程で皮がむけるように取れる

合併症
亜急性硬化性全脳炎、ウイルス性脳炎、中耳炎、ウイルス性肺炎(間質性肺炎)、細気管支炎、細菌性肺炎、気管支炎、結核の悪化など - wikipedia

予防
麻しんウイルスの感染力は非常に強く、飛沫感染に加えて空気感染するため、マスクや手洗いだけでは予防できません。
麻疹ワクチンを含んだ予防接種は、効果がある唯一の予防法


概要


麻疹ウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症。感染力が非常に強く、空気感染、飛沫感染、接触感染など感染経路もさまざまだ。子どもに発症することが多い。通常、約10日間の潜伏期を経て発症する。全身のリンパ組織を中心に増える麻疹ウイルスは、一時的に免疫機能を非常に弱めるため、別の細菌やウイルスによる感染症が重症化する危険性がある。例えば肺炎や脳炎の合併症で、死亡に至ることもある。一度感染して発症すると、免疫は一生持続するとされる。日本では麻疹ワクチンの普及により、麻疹の患者は激減しており、2015年3月、麻疹の排除状態にあることがWHO(世界保健機関)西太平洋地域事務局により認定されている。感染症法で五類感染症(全数把握対象)に定められているため、診断した医師は直ちに保健所に届けなければいけない。

- DoctorsFile 麻疹(はしか)


症状


発熱、鼻水、激しい咳、目の充血、赤くて痒い発疹などが見られる。38度程度の発熱や風邪のような症状が2~3日続き、少し解熱した後、半日くらいで再び39度以上の高熱と発疹が出現する。発疹は耳の後ろや顔から出始め、2日後には全身に広がる。高熱は3~4日続く。合併症がなければ、7~10日後には回復する。乳幼児では初期症状として、下痢や腹痛を伴うことが多く、口の中の粘膜に白いアワ粒のようなコプリック斑と呼ばれる斑点ができるのが特徴。麻疹は中耳炎、肺炎、脳炎などの合併症が起こりやすく、肺炎や脳炎は重症化すると死亡することもある。また、麻疹にかかった後4~8年の潜伏期間を経て学童期に発症することが多い亜急性硬化性全脳炎は、重篤な合併症として知られている。妊娠中に感染すると、流産や早産を起こす可能性がある。

- DoctorsFile 麻疹(はしか)


予防


麻しんウイルスの感染力は非常に強く、飛沫感染に加えて空気感染するため、マスクや手洗いだけでは予防できません。
麻疹ワクチンを含んだ予防接種は、効果がある唯一の予防法

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