ホーム > 病気一覧 > 風疹(三日はしか)
カテゴリー:感染症
要因
症状
合併症
予防
麻疹・風疹ワクチン(MRワクチン)の接種によって予防が可能。現在は1歳の時と小学校に入学する前年度の2回受けることが決められている。
- DoctorsFile 風疹(風しん)
麻疹に似ている症状が出て短期間で治ることから別名「三日はしか」ともいう。発疹、リンパ節の腫れ、発熱の3つの症状が特徴的な急性ウイルス性疾患。風疹ウイルスの飛沫感染が原因で人から人へ伝播する。合併症を伴わない風疹は軽い症状で経過するが、妊娠3ヵ月以内の妊婦が風疹になると胎児に感染し、心臓や目・耳などに重篤な合併症をもたらす可能性がある「先天性風疹症候群」を引き起こすことがあり注意が必要だ。1990年代前半までは数年ごとに大規模な流行があったが、現在は男女とも幼児の定期接種が2回義務づけられており、大規模な流行は見られなくなった。一度感染し治癒すると、大部分の人は免疫を獲得し、再発は免れる。風疹の流行を集団で抑制することが重要で、公的機関による啓発活動が実施されている。
- DoctorsFile 風疹(風しん)
風疹ウイルスが体内に侵入してから14~21日間の潜伏期の後、発熱と同時に顔に小さい淡紅色の皮膚面よりやや隆起している発疹が現れ、体幹や全身に広がっていく。また、首から耳にかけてのリンパ節の腫れが現れる。症状は3~5日で消えるが、発疹が消えてからも腫れは数週間続くことがある。発熱がないなど症状が出ないまま終わるケースも少なくない。また、発疹は色素沈着を起こさず痕を残すことはほとんどないといわれている。成人で発症した場合、高熱や発疹・関節痛が長引くなど、子どもより重症化する傾向がある。また、脳炎や血小板減少性紫斑病など軽視できない合併症も役約2000~5000人中に1人の割合で起こる場合がある。
- DoctorsFile 風疹(風しん)
麻疹・風疹ワクチン(MRワクチン)の接種によって予防が可能。現在は1歳の時と小学校に入学する前年度の2回受けることが決められている。特に女性は妊娠初期に感染すると胎児に重篤な合併症を引き起こす可能性がある「先天性風疹症候群」を発症する場合があるため、予防に必要な免疫を獲得しておくことが大切。また、この病気は学校保健安全法の定めにより、児童・生徒が感染した場合は基本的に発疹が消失するまで出席停止となっている。
- DoctorsFile 風疹(風しん)